新光三越台中店|12F リニューアルプロジェクト
台湾を代表する百貨店であり、台湾で長年にわたり単店売上トップを誇る新光三越台中店。
KNOTTは、約1,200坪(約4,000㎡)におよぶ12階フロアリニューアルプロジェクトにおいて、構想段階から参画し、スポーツフロアとフードコートを含むフロア全体のコンセプト立案、環境デザイン、空間計画を担当しました。
工事開始後には解体工事中の重大事故により計画は長期間中断を余儀なくされましたが、クライアントとともに計画を再構築し、2025年10月のオープンを実現しました。
PROJECT DATA
- Location:Taichung, Taiwan
- Client:Shin Kong Mitsukoshi
- Floor Area:約1,200坪(約4,000㎡)
- Scope:Concept Planning / Environmental Design / Space Planning
- Program:Sports Floor・Food Court
- Open:October 2025
Urban Recharge|都会の暮らしをリフレッシュするフロア

プロジェクト全体のコンセプトは「Urban Recharge」です。12階フロアは、半分をスポーツブランド、もう半分を人気のフードコートが占めています。
通常であれば、それぞれ異なるコンセプトを持つ売場として計画することもできます。しかし私たちが目指したのは、スポーツとフードを分けることではなく、お互いを行き来しながら新しい発見や体験が生まれる一つのフロアをつくることでした。

スポーツを目的に訪れた人が食を楽しみ、食事を目的に訪れた人がスポーツと出会う。身体を動かし、健康的な食を楽しみ、人と出会い、新しい発見が生まれる。
この場所で過ごす時間そのものが、都会の暮らしに新しい「Wellness Lifestyle」をもたらす。そんなフロアを目指しました。
一つのスポーツフィールドとして

ブランドを独立した店舗として並べることではなく、フロア全体を一つのスポーツフィールドとしてデザインすることでした。
外周にはブランドごとの個性を表現する壁面ショップを配置し、中央にはオープンな中島型の売場を計画しています。

壁で区切るのではなく、人の流れや視線が自然につながる環境をつくることで、ブランドを巡る楽しさや、新しい商品との出会いが生まれる空間を目指しました。

スポーツカルチャーを空間に取り込む

中央の中島エリアは、ブランドごとに異なるデザインとするのではなく、一つの統一された環境としてデザインしました。デザインモチーフとしたのは、プールやロッカールーム、競技場など、スポーツカルチャーを象徴する空間です。

ブルーとホワイトを基調としたタイル、ロッカーを思わせるカラーリング、プールサイドをイメージしたディテール、フィッティングルームのデザインなど、スポーツの楽しさや親しみやすさを感じられる要素を空間全体へ展開しました。

ブランドを包み込む共通の環境をつくることで、歩くだけでスポーツの世界観を感じられるフロアを実現しています。
光が描くスポーツのリズム

空間全体を象徴する要素となったのが、連続する光のデザインです。中央の中島エリアには、陸上競技のトラックやプールのレーンをモチーフにした長方形の光天井を採用しました。
一定のリズムで続く光が、人の視線や動線を自然に導き、スポーツが持つスピード感や躍動感を空間全体で表現しています。
また、10階から続く吹抜け天井にも連続する光のスリットを計画。吹抜けから中島へとつながる光の演出によって、約1,200坪のフロア全体を一つのスポーツフィールドとしてまとめています。

スポーツのあるライフスタイル

ラグジュアリーアウトドアブランドからカジュアルシューズまで、このフロアでは、都会で暮らす人々が新しい感覚でスポーツウェアやシューズを選び、自分らしいスタイルと出会える環境を目指しました。
スポーツやアウトドアの機能性を、日常の暮らしへ自然に取り入れる。

ブランドごとの世界観を楽しみながらフロアを巡り、新しい発見やお気に入りと出会う。まるで一つの大きなセレクトショップを歩くような楽しさを感じられる空間をデザインしました。
スポーツをするための売場ではなく、都会のライフスタイルに寄り添う、新しいスポーツファッションを提案するフロアです。


